ナオコの旅

持っているものでやり遂げる 喜んでしようと思ったとおりに

朝日

皆様、大変ご無沙汰しております

こちらでは、連日、異なる予定が組まれていて、感謝なことに、一日がとても長く感じられます

モンゴルから戻って、まだたった三か月しか経っていないなんて、信じられません

 

気が付けば、季節はもう夏を迎えようとしています

濃くなっていく木々の緑を見上げながら、改めて、二年ぶりの日本であることを思い出し、「日本って、本当に美しいんだなぁ」と感じております

 

今日もたくさん、感謝なことがありました

朝の祈祷会の時間が若干延長したのを受け、朝の語学の時間が15分短縮され、結果、ギリシア語のテストが金曜日に変更されたのでした

また、今日の午後は、ファミリー(ファミリーって何だ!?という方、申し訳ありません。今は説明する時間がありません。ここ図書室に鍵をかける時間が迫っております)の皆さんと一緒に、青春エリア(青春エリアって何だ!?という方、・・・申し訳ありません。以下同文)で、先日誕生日を祝った31アイスクリームの残りを食べながら、楽しくのーんびり過ごさせていただきました

そして、夕食後は、今、こちらに来られているゲストの先生とお話させていただく機会があり、感謝でした

「祈れ、平安があるまで」と祈ってくださった言葉がとても心に残りました

あと、私が1年生だった時の先輩方と久しぶりに再会できたのが、とても嬉しかったです

以前、私のルーミーだった尊敬する先輩から、「ブログ書かへんの~?『某神学校滞在記』、書いてよ~」と言っていただき、早速こちらを書かせていただいている次第です

 

毎日、いろんなことがありますが、こうして感謝とともに日々の思いを書き綴っていけたらいいなぁと思わされております

 

 

今朝の朝焼け(奈良県生駒市にて撮影)

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GWが終わっていく…

ご無沙汰しております!

2017年のGW、万緑が目に鮮やかな季節となりました。

皆様、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?

 

私は、毎日、何やかんやとやることがある、という幸いな休暇を過ごさせていただきました。

オフと見せかけて、実家の槙の木を切るなど、とにかく充実したGWでした。

完全オフとなった今日、なんとか、明日締め切りの課題を終え、ホッとしています。

 

さて、KBIでの三週間コースも終え、明日からいよいよ本科が始まります。

同室だったAさんが3週間コースを修了して帰宅されたので、この本科からは同じ学年のT子さんと同室になります。

Aさんとずっと笑って過ごしたみたいに、Tさんとも楽しく過ごせるといいなぁ。

 

KBIでは、課題や打ち合わせ時間など、すべての連絡がラインで回ってくるのですが、いかんせん、ケイタイを持っていない私は、周囲の方のお世話になりっぱなし。

これではいかーん、と思いつつ、なかなかスマホを持つ踏ん切りがつきません。

 

とにもかくにも、和をもって貴しとなされる日本における寮生活。たった2年弱離れていただけなのに、日本スタイルがどうにも思い出せず、正解を出すのに、日々手探り状態。

自分ではあまり気づいていなかったのですが、どうやら、セカンドカルチャーショックといか、逆カルチャーショックの風をまともにくらっているようです。

服装にしても髪型にしても、流行を追うのがバカバカしくなってしまって…、もはや女性として致命的…。

教会の中高生の女の子たちからは、「ピンクを着たらええねん!」というかわいいアドバイスをいただきましたが。

ピンク…。

似合う気がせん…。

 

自分が「2年生」と呼ばれることが、恥ずかしいやら、こそばゆやら…。

集合写真なんて、自分にはもう縁のないものだと思っていたので…。

誰もが当たり前に過ごす学生時代が、どれだけ特別で、人生の中が輝いていたかを、改めて思い起こさせられています。

こうしてタイムスリップするみたいに、若者たちの中に戻されて、もう、なんとも言えない不思議な気持ちです。

若い人たちの揺れ動く繊細な感情がなんとも愛おしく、スマホも持ってない厄介者のくせに、「ガンバレー」と応援したくなります。

でも、気が付けば、自分も一緒になって、笑って、泣いて、喜んで…。

神様のくださるプレゼントって、本当に不思議です。

神様を知らずに過ごした十代、二十代。

もし神様を知っていたなら、こんなんだったんだよって、神様が私に見せてくださっているのかもしれません。

 

モンゴルでは、ずっとしがみつくみたいに、神様にお祈りしていた私。

あの頃の日記を読み返してみると、本当に自分が書いたんだろうか、と思えるほど、研ぎ澄まされた信仰の思いが書き綴られていました。

あの2年が私に与えてくれたものの大きさを知り、今更ながら、モンゴルで出会わせていただいた人たちに感謝しています。

友人のこと、子供たちのこと、お世話になった先生方のこと、教会のこと、日本語講習会のこと、アルハンガイで過ごしたこと…、毎日、毎日、思い出さない日はありません。

これからもきっと神様が私にいっぱい素晴らしいものを見させてくださるんだろうなぁ。

楽しみです。

KBI前夜

皆様、ご無沙汰しております!

日本はただいま、桜が満開です

モンゴルから帰国し、早1ヶ月半

とうとう、次の行き先が決まりました

 

次の行き先は・・・

奈良県生駒市の山の上!

そう!

KBI(関西聖書学院)です!

えらいこっちゃ!!

この春からKBIの二年生に編入させていただくことになり、早速、今週の火曜日から、オリエンテーションや入学式準備に参加させていただいてきました

 

8年ぶりのKBIは、やっぱりちょっと変わっていました

今は、食事当番の連絡が、LINEで回ってくるんですねー

モンゴルに行く時に解約して以来、スマホを持っていない私は、皆さんのお世話になりっぱなし・・・

そして・・・自分があまりにも、何にも覚えていないのには驚かされました

どうか、周りの方々に迷惑をおかけすることだけはありませんように・・・(もう遅いかも・・・)

 

さて、来週火曜日は、いよいよ入学式です

今の正直な気持ちを書くと、もう、不安でいっぱいです

KBIは、主体性が重んじられる自由な校風で知られています

つまり、何を学ぶか、どう過ごすかは本人次第

ここに来て、自由が意味する責任の大きさを思って、身震いしています

とにかく、やれる限りやるしかない、腹をくくるしかない、と思っております

 

さて、振り返れば、これまで様々な出会いと別れがありました

時間は流れ続け、やがてかすかな胸の痛みを残して、すべては思い出に変わっていきます

8年の時を隔てて戻ったKBIも、当たり前ですが、昔と全く同じではありませんでした

そして今日、久しぶりに母教会のミーティングに参加させて頂き、改めて、2年という月日の長さを思わされました

T先生の膝元には可愛い息子さんが座っているし、高校生の頃から知っているSちゃんも、独特のふんわりした良さはそのままに、落ち着いたキレイな女性になっているし、S君も、以前のS君とは違います

そして、8年前、KBIから戻ると必ず私たちを出迎えてくれたYちゃんの姿はもうありません

Yちゃんは結婚され、フルタイムの奉仕から、パートタイムの奉仕へと変わられたのです

 

近頃、歳のせいか、流れ行く時間が、惜しくて惜しくてたまらない気分になることが、たまにあります

友達との何気ない会話も、実家で過ごす当たり前の日々も、もしも叶うなら、真空パックに閉じ込めて、永遠に留めておきたい

でも、時間は待ってはくれません

だからこそ、今、与えられている出会いを大切に、一瞬一瞬を生きる、そこに徹したいと思わされています

 

『私は裸で母の胎から出て来た。また裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。』(ヨブ記1:21)

 

 

(オマケ)

KBIで髪を振り乱してひた走る一週間を送った後、ある青年から買出しを頼まれ、ジュースを3本、4本、ということだったので、思わず、「1本1.5リットル、4本なら6キロだよ」と答えると、

ノアコ(仮)さんは、男だと思われたいんでしょ」

なんてこった・・・私もとうとう、ここまで・・・

明日の礼拝はちゃんとスカートで行こうと思います・・・

テリゲリーンハーンチラル教会の思い出

先日、T先生から、「テリゲリーンハーンチラル教会について、どんなことでもいいから書いてほしい」という依頼を頂き、思いつくまま書いたのが、こちらです

せっかくなので、こちらにもアップしときます

 

『クリスマスパーティの思い出』

ウランバートル13地区にあるテリゲリーンハーンチラル教会。

そこでは、人々は皆、手を挙げたり体を揺らしたりしながら、自由に賛美する。

メッセージ中に子供が走り回っても、誰も何も言わない。自由であることが当たり前すぎて、「自由」だと意識さえしない、そんなモンゴルらしい教会である。

アフガニスタン人の学生さんたちもたくさんいて、彼らはいつも英語訳を通して、メッセージを聞いていた。

 

思い出すのは、2015年のクリスマスパーティだ。

その頃、教会には私を含め、3人の日本人がいた。エネルギッシュな70代のTさんと、友人Sさんである。

クリスマスの一週間前、突然、日本人で出し物をと依頼された。だが、うろたえたのは私一人で、器の大きな二人は「どうにかなる」と動じない。結局、練習どころか打ち合わせもしないまま、当日を迎えた。

不安な私は、日本語の聖歌やワーシップの楽譜を持参したが、共通で歌える歌が見つからないままパーティの開始時間になり、Sさんは予定があるからと帰宅。

万事休す。

70代のTさんとアラフォーの私、おばさん二人で、こんな時、一体何をしたらいいんだ…。

他の人たちたちは、ダンスパフォーマンスやヴァイオリンのソロ演奏やらを華麗に披露し、拍手を浴びている。

出番が近づき、うろたえまくる私に、Tさんが「カチャーシーを踊ればいい」と言い出した。

カチャーシーって何です?」

「沖縄の踊りでね、とーっても簡単ですよ。ただ、両手をあげてたらいいんです」

「両手を? 音楽は準備してるんですか?」

「準備はしてないです。でも大丈夫ですよ」

「!?」

とか言い合ってるうちに、いよいよ出番が近づく。

私達の前は、アフガニスタンの学生さんによる民族舞踊だった。テンポのいいダンス音楽にあわせて、彫りの深いアフガニスタンの学生達がエキゾチックなダンスを披露。実に妖艶だ。やがて彼らのダンスがバシッと決まって、会場は拍手喝采に包まれた。

「次は日本チーム!」

と声がかかる。

「ほら、行きますよ!」

謎の確信に満ちたTさんに、中央に引っ張り出された。

もうどうしたらいいのか、全く分からない。

Tさんは、そんな私を置き去りにして、音響担当のところへ行き、さっきと同じ曲をかけてくれ、と頼んでいる。

何度かやりとりを繰り返しているところを見ると、頼まれた男の子も(あのクールな曲とこのオバサン達に、一体何の関係が?)と思っていることがアリアリだ。だが、Tさんの力強さに、魔法にかけられたように、先ほど外したばかりのアイポッドを繋げ直してくれた。

流れ出す妖艶なミュージック。

ああ、泣きたいほどそぐわない。

「さぁ、踊って!」

とTさん。

もう、やるしかない。

仕方なく、両手を挙げ、曲にあわせて、それっぽく揺れてみる。死にたいくらい恥ずかしい。これで合ってんのか、と、恐る恐る隣を見れば、平良さんは、沖縄県民の本領発揮、カチャーシーをチャカチャカ踊っている。やがて、観衆の周りを練り歩き始め、皆に、

「ハムト!ハムト!(一緒に!一緒に!)」

と声をかけ出した。

Tさんの声に釣られて、一人、また一人と立ち上がり、皆、思い思いに踊り出す。

やがて、全員が輪になって楽しげに踊り始めた。

もう、会場は熱狂の渦である。

最後は、皆で手を取り合って、ぐるぐる回ってダンス。めちゃくちゃ楽しい!

やがて、曲が終わり、皆、満面の笑顔で、喜び合っている。

Tさんが、私の方を見て、

「ね?大丈夫だったでしょ?」

と笑った。

「そうですね」

と笑い返した。最高に楽しいクリスマスパーティだった。

カウンターカルチャーきたー

とうとう来た・・・

噂に聞く、例のアイツ・・・、そう、カウンターカルチャー・・・

モンゴルから帰国して一ヶ月が経ち、そろそろ社会復帰をと考えていた矢先の手痛い一日となった

一応、説明しておくと、カウンターカルチャーとは、ウィキペディアによれば、「既存の、あるい主流の体制的な文化に対抗する文化(対抗文化)という意味」ということで、私の周囲の人たちは、異文化に触れた際に、これまでの常識や価値観がゆらぎ、自己のアイデンティティが不確かになる現象を指して、そのように呼んでいる

 

昨日今日とあった集会に、誘われるまま、軽い気持ちで参加した

受付周辺のお手伝いをすることになったものの、諸事情により出遅れ、何となく居場所を見失ったまま、スタート

そしてそのまま、特に何をするでもなく、二日間の幕を下ろした

 

二日間を過ごして、改めて、社交辞令も謙遜もお愛想も、ものの見事にモンゴルに置いてきてしまったことに気が付いた

言いたいことは単刀直入、思ってることはすぐ顔に出るし、知り合いの男性が受付にやってきて、自分の名札の漢字が違う、こんな名前は別人だ、書き直して、とのたまわった際には、「自分で書け」と言ってしまった・・・

 

そして・・・冗談が通じなかった

「私の中には、三人の別人格がある。時折、勝手に行動する」というようなことを言ったら、その後、Kさんが、

「大丈夫、ちゃんと一人に見えてるよ。ちゃんと人格、統合してるよ」

と真顔で、力強く励ましてくださった・・・

 

聞かなくてもいいことを聞いてしまい、相手がちょっと切れ、周囲がとりなす場面もあった

(私に言わせれば「ちょっと聞いただけやん」ってことになるが、周りの人たちからすれば、まさに血の気が引く瞬間だったことだろう)

これまでずーっと、片言のモンゴル語&片言の英語&片言の標準語(お陰で、ある方からは、ずっと山梨県民だと思われていた)で話してきて、おのずと感情にストッパーがかかっていたものが、ここに来て、関西弁でしゃべりまくれる環境に放たれ、かなり余計なことまでしゃべっている気がする

ああ、この二日間で、一体、何人の信頼を失ったことだろう・・・

許されるなら、今すぐダッシュでお詫び行脚に出たい

 

年若いS君は、ご親切にも、私の今後を、

「絶対無理やと思う」

と断言して、帰って行った

 

ああ・・・モンゴルにそれほど適応していた意識はないのに、気心知れたはずの人達の中にあってさえ、この調子・・・

変な成長の仕方をして帰ってきた私に対する不安や心配、恐れや哀れみ、そして、一つまみの「あれ、なんか逆にオモロイ?」感、それら一切をぶっこみ、甲高く響き渡った不協和音を、私は一生、忘れることはないだろう

 

帰宅してFBを見ていたら、ウランバートルで開かれた日本語教育シンポジウムの集合写真がアップされていた

送別会をして頂いたとき、S先生が、帰国する私の名前を、シンポジウムの書記に入れてしまったと、おっしゃってたっけ・・・

あぁ、モンゴルは遠くなりにけり・・・

 

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読書記録

 

学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)

学問の春―“知と遊び”の10講義 (平凡社新書)

 

以下、「」内は本文抜粋

 

エントロピー

「うんとわかりやすく言うと、変化を起こすためにエネルギーを使うと、目的と同じ分だけ乱雑なヘドロみたいなものを出す。要するに、合理性や効率性に抵抗する要素を出す。だからエントロピーというのは抵抗する要素、マイナスの要素ね。異質の物質がごちゃまぜになって運動が起こるとエントロピーが増大して自然現象は不可逆的に無秩序へ進むということ。これは完全に自然科学の用語だったんだけど、いつの間にか経済学とか情報科学とか、そういう分野でも使われるようになった。」

 

この説明は分かりやすい!

別の専門書一冊読んでも分からなかったエントロピーが、すっと頭に入ってきました

 

 

・遊び

「ということで遊びをゆとりと考えてもいいし、端っこに出てくる自由な部分と考えてもいい。遊びを難しく学問的に定義しなくても、自分たちが普段慣れ親しんでいる世界をずらすことでもう一つ別の世界を出現させる方法と考えればいい。(中略)文化とか国家というのは、遊びの部分が貧しかったら、全体的に貧しくなる。」

 

なるほど!確かに!

 

・ワンダリング・スカラー(放浪する学者)

「いつも未知の世界にあこがれて一所不住的に旅することが、その学問の生命の源なのかもしれない。かつてこう歌った放浪詩人、ヴィヨンのように。『贋金も鐚銭も持たず、東西に彷徨う仲間、/縦横才気の男、また聊か軽率な者共よ、/あまりに不動してゐると、その間に俺は死んで仕舞ふ』(鈴木信太郎訳)」

 

・旅

「この場合の『旅』とは、しかしかならずしも実際の移動をともなう旅行だけを意味しないのだと思う。むしろ世界の正体についてどこまでも知ろうとし、表現しようとするクリティカルでクリエイティブな態度。つまり一枚岩的に凝り固まった常識的なものの見方の結び目を思い切ってほどいてみて、その向こう側にあるもう一つ別の世界の思考や想像力の翼を羽ばたかせること、そして旺盛な好奇心をもって出会いを恐れず、未知なるものとの対話を続けること。それがここで言われる知の技術としての『旅』ということなのではないだろうか。」

 

・学びのスタイル

「重要な理論との遭遇が、きまじめで神経質な研究上の義務感からではなく、放浪や出会いの気まぐれな偶然から生まれる、というのがいかにも山口流の学びのスタイルだ。」

 

 

一瞬で判断する力 私が宇宙飛行士として磨いた7つのスキル

一瞬で判断する力 私が宇宙飛行士として磨いた7つのスキル

 

 「重要なのは、『訓練を訓練と思って受けない』」ということだ。私は訓練も常に本番ととらえて取り組んでいる。それが限られた時間で行う訓練から、最大の教訓を得ることにつながるのだ。課せられた仕事を地上でするか、宇宙でするかの違いだけである。」

 

・仕事の10か条

1、Be Proactive 積極的に行動せよ

2、Take Responsibility 自分の仕事に責任を持て

3、Play Flat-out 全力を尽くせ

4、Ask Questions 不確実なものはその場で質問をして把握せよ

5、Tast and Validate All Assumption 考えられることはすべて試し、確認せよ

6、Write it Down 連絡も記録もすべて書き出せ

7、Don't Hide Mistakes ミスを隠すな、仲間の教訓にもなる

8、Know Your System Thoroughly 担当するシステムを積極的に掌握せよ

9、Think Ahead 常に、先を意識せよ

10、Respect Teammates 仲間に敬意を払え

 

 ・自分の血肉となるよう理解する

「本当に高い理解力につながるのは、『自分が納得するまで妥協しないで学ぶ姿勢があること』だと思う。」

 

・失敗から学ぶ姿勢が、次なる失敗をなくす

「重要なのは、失敗を隠さず、失敗に対して常に鋭敏にアンテナを張り、失敗から何かを学ぶ姿勢なのだと思う。やはり愚直なまでにそのような姿勢を貫くことで、また次の失敗の解決につなげていけるはずだ。」

 

・失敗の受け入れ方で、その人の成長が変わってくる

「何より怖いのは、自分の失敗に気付いていないことだ。」

 

・今、しなければならないことは何か?

「機体が安定したら次にすべきことは、機体の高度、位置、方位、進行方向を把握する『navigate』

。そして、『aviate』と『navigate』ができて、初めて航空交通管制官と連絡をとり情報を共有する『communicate』というわけだ。言い換えれば、『目の前におこっているトラブルを安全な状態に立て直す』『状況を把握する』『周囲とコミュニケーションをして状況を共有する』という順番になる。」

「順序を誤ると、大きなロスが生まれ、致命的な事態に至ることもある。」

 

・「悔いのない決断」をするために

「どんなことでも、最後に決めるのは自分であるべきだ。私の宇宙飛行士選抜試験にしても、ふつうに考えれば『職場に迷惑をかけてまで、受かる可能性の限りなく低い試験を受験すべきではない』というのも妥当な判断かもしれない。でも、『今ここで受験しなければ、きっと後悔するだろう。後悔を引きずるよりは、可能性は低くとも受験すべきだ』というのが、そのときの私にとっての合理的な判断だった。たとえ、決めるときに不安があっても、あとから振り返って『そのときは自分のベストな判断だった』と言えるくらいの自信が自分にあること。」

 

・成長のための「苦しい経験」は、未来につながる

「苦しい時期こそ、成長している。」

 

・その時点で自分が出せるベストな答えで動く

「宇宙飛行士として仕事を続けてきたなかで、私は何人もの優れたリーダーに巡り合った。彼らから学んだ一つが、どのような苦境にあろうとも、その状況を見極め、不完全な答えでもいいから、今その時点で自分が出せるベストな答えを出し、それに基づいて行動していくことだった。」

 

・求められるのは一点集中ではなく、全方位的な状況把握

「自分が何かに集中し過ぎていると気付いた瞬間、カメラのレンズがズームインからズームアウトするように、自分をとり巻く全体像にまで引いて俯瞰すること。」

 

・宇宙飛行士に共通する「自己管理能力」

「宇宙飛行士という人種に共通して言えることがあるとすれば、自己管理が得意で、向上意欲にあふれ、目標に向かって地道にコツコツ努力することをいとわず、バランス感覚を持っている、という点かもしれない。」

 

・ストレス

「ストレスを減らすことも仕事の一部。」

 

・「わからない」から恐怖する

「『正しく恐怖する』ことが大切なのだ。アメリカの思想家エマーソンは『恐怖は常に無知から生じる』という名言を残した。(中略)恐怖とは、いい意味で解釈すれば、探究心や好奇心にもつながる人間の根源的な心情とも言える。」

 

・自分で「変えられないこと」ではなく、「変えられること」に注力する

「『自分の努力で変えていける部分』と『自分の力ではどうしようもない部分』を明らかにして線を引いておく。そこを常に意識しながら生活していくと、ネガティブな無力感に引きずられることなく、自分の努力しだいで確実に結果が変わってくることに注力できるようになり、積極的な気持ちを保ちやすくなるはずだ。」

 

・「求められていること」と「やりたいこと」が同じベクトルを向くこと

「人から認めてもらうために大切なのは、『今、自分が何を求められているか』を常に意識し、把握しておくことである。そして『相手が自分に何を期待しているのか』を認識することが不可欠だ。それによって解決すべき課題と、その優先度も見えてくる。」

 

・なぜ自分はこの仕事をしているのか?

「宇宙飛行士はたくさん苦労もあるが、無我夢中で追いかけたい仕事である。そして多くの支えがあって、私はこの仕事を続けることができている。自分なりに分析すると、原点を問い直して、自分自身で今の仕事を続ける理由に納得できているからこそ、私は歩みを止めず、壁があってもそれを乗り越えていけるのだと思う。挫折感や悲しみ、不安感は、無理に打ち勝とうとするよりも、まずしっかりと向き合うこと。」

 

心が変われば、態度が変わる。

態度が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、習慣が変わる。

習慣が変われば、人格が変わる。

人格が変われば、運命が変わる。

運命が変われば、人生が変わる。       ウィリアム・ジェームズ(心理学者)

 

明日は何が可能になるだろう。月への移住、火星旅行、小惑星上の科学ステーション、異文明との接触・・・・・・。今は夢でしかないことも、未来の人びとには当たり前のことになるだろう。だが、こうした遠い惑星探査に我々が参加できないことを落胆することはない。我々の時代にも、幸運はあったのだ。宇宙への第一歩を記すことができたという幸運だ。我々のあとに続く者たちに、この幸運をうらやましがらせようではないか。 byユーリ・ガガーリン

ラ・ラ・ランド

さて、帰国して早二週間が経ちました

人に会うたび、「会えるのは嬉しいけど、ブログ、結構楽しみにしてたのに・・・」と惜しまれるので、久々に何か書いてみることにしました

面倒くさいので、ブログタイトルそのままになってます

 

では、早速ですが、映画や本の感想など


「君の名は。」予告

 

上映期間終わりかけだったので、ガラガラの映画館で観てきました

星が流れる映像がとってもキレイでした

音楽もとってもよかった!

主人公の女の子が、お父さんを説得するシーン、すっぱりカットされてたけど、観てみたかったなぁ

あのギザギザハートのお父さんに対し、どんな言葉で説得したんだろうなぁ

主人公の男の子、もみあげの長さが、最後まで気になりました・・・

それにしても、ふらりと出向いて、人口過多な東京で、あんな風に探し人に出会えるもんなんだろうか・・・ファンタジー・・・

あと、「君の名は」って最後まで言いませんでしたね、「あなたの名前は」「君の名前は」って言ってましたね、どうでもいいですけど

 

 


「ドクター・ストレンジ」 最新映像

これも、上映期間が終わりかけで、映画館はガラガラでした

主人公の師匠の方、どっかで観たなぁと思ったら、ナルニアで女王役を演じてた女優さんでした

映画は面白くなかったけど、マントがストレンジの涙をぬぐってあげて、ストレンジにうっとうしがられるシーンは好きです

ダウンタウンマー君とおかんのコントを思い出しました

それにしても、主役の役者さんは、役柄によって顔つきまでガラッと変わりますね、本当にすごい

彼の普段の様子を動画で観たことがあるのですが、全然違う

その辺によくいるいい人って感じで、そら恐ろしいほど普通だった

別人かと思いました

ちなみに、モンゴルで出会ったロシア人の女の子も韓国人の女の子も、皆この人のファンでした

名優ですね~

 

 


「ラ・ラ・ランド」本予告

いやー、相手役の男性の役者さん、『スーサイドスクワット』でジョーカー役を演じてた役者さんだとばっかり思い込んで観てました

(なんて芸風の広い人だ!)としか思えなかったです

こんなに似てるのに・・・

別人だったなんて・・・

 

 


映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』予告編

そういや、仏教ってどんなんだっけ?と、TSUTAYAで手に取った作品

釈迦族の王子シッダールタが出家するまでが描かれるのですが、

それにしても・・・く、暗い!!!!

「人は死ぬ」「老いる苦しみ」「病の苦しみ」「別れる苦しみ」「人生は苦しみ」「人生はただ死ぬまで生きるだけ」って、何度も何度も、くどいほど畳み掛けてくる!

なんか、鬱になりそうでしたよ・・・

自由を夢見る奴隷少年が出てきて、最後は、どんな風に救われるんだろう、と思ってたら、

見事に救われずに死んでいきましたよ・・・マジか・・・

当たり前だけど、全然ハレルヤじゃなかった・・・当たり前だけど・・・

 

マンガで読む タイムマシンの話 (ブルーバックス)

マンガで読む タイムマシンの話 (ブルーバックス)

 

衝撃でした・・・

タイムマシンの研究をしていた主人公の父親が12年前に行方不明になったという伏線に対し、待っていたのは衝撃的ラスト

空を見上げながら、主人公は呟きます

「きっと、俺が想像したようなタイムマシンを巡る陰謀なんてものはなくて、父さんがいなくなったのは 俺と母さんより夢中になれる何か別のものがあったから・・・

なんだこのB級マンガ・・・納得いかん・・・

 

 

世界遺産の旅 (Green mook―地球紀行)

世界遺産の旅 (Green mook―地球紀行)

 

 あーどっか行きたいなーっていう、ただそれだけです

 

 

ではまた

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