『病者の祈り』
今日のウランバートルは、ひんやりとした一日になりました。
日曜日で夏休みが終わった会社や学校が多いらしく、道やバスに以前のような混雑っぷりが戻ってきました。
街はすっかり秋の気配です。
(市内の薬局にて)
さて、日曜日。これまでのことをいろいろと話させていただいていたとき、T先生に、
「賜物(才能)を求めたけれど、恵みを与えられた、って感じやね」
と言って頂きました。
その言葉で、私はある詩を思い出しました。
こちらです。
病者の祈り
~ニューヨーク・リハビリテーション研究所の壁に書かれた一患者の詩~
大事を成そうとして
力を与えてほしいと神に求めたのに
慎み深く従順であるようにと
弱さを授かった
より偉大なことができるように
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまずくようにと
弱さを授かった
人生を享楽しようと
あらゆるものを求めたのに
あらゆるものを喜べるようにと
生命を授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた
私はあらゆる人々の中で
最も豊かに祝福されたのだ
A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED
http://home.interlink.or.jp/~suno/yoshi/poetry/p_suffered.htm
(子供達がくれたブーケ。よく見ると、手にハエが)