私が「深い海の底の貝になりたい」と思う理由
長い一週間が終わりました。
海外で暮らしていると、日本では感じたことのない≪圧≫を感じることがあります。
一つ一つの動作に力を要する、と言いますか、何をするにも、水中にいるような抵抗があって、それらを一々撥ね返していかねばなりません。
買い物一つにつけても、「値段を聞き間違えるんじゃないか」「お札を出し間違えるんじゃないか」「外人だからってぼったくられるんじゃないか」など、今のところ、様々な杞憂があるわけです。
ただ部屋を出るのも、億劫になることがあります。
一歩出てしまえば、母国語も価値観も異なる人たちとすれ違うわけで、まぁ、たいてい、「こんにちはー」「どこ行ってたのー」てな具合で、どうってこともなく終わっていくし、こんなこと元気なときは全く気にならないのですが、
たまーに、
あー、深い海の底の貝になりたいわー
と、思わされるわけです。
というわけで、皆さん、疲労にはご注意ください。
疲れたときは、早めに寝るのがいいそうですよ。
(アルハンガイにて)