ナオコの旅

持っているものでやり遂げる 喜んでしようと思ったとおりに

選挙の日と兵馬俑

今日は選挙ということで、モンゴルでは仕事も学校もお休みでした

 

さて、先日、迫り来る冬に備え、靴を買おうと右往左往している間に日が暮れ、帰宅したところへ、トンガーがやってきました

「今日、どこへ行ってたの?」

「冬用の靴を買いに行ったんだけど、高くて買えなかったよ」

「いくらだったの?」

「え、₮300万って言われた」

「高すぎる!一人で行ったの?」

「そう」

「ダメだよ!!明日、一緒に買いに行こう。何時がいい?」

 

・・・モンゴル語のやり取りを標準語で訳すと、すごい違和感がありますね

ニュアンスに忠実な訳に挑戦してみましょう(※相手は笑顔です、念の為)

 

「今日っ、どこ行ってたんやっ!どこやっ!」

「冬の靴を買いに行ったんだけど、高くて買えなかったよ」

「なんぼやっ!?なんぼしたんやっ!」

「え、₮300万って言われた」

「そりゃ~高いわっ!高過ぎるッちゅーねん!自分っ、一人で行ったんかっ?」

「そう」

「!!!(←翻訳不可能)明日、一緒に行ったる!空いてる時間は何時やッッ!?1時か!?2時かッ!?」

・・・コレも何かちょっと何か違うけど、標準語よりは正解に近い気がする(笑)

ちなみにその翌日、二人で時間がない中、大急ぎでザハ(市場)へ走ったら、残念ながら定休日だったのでした(笑)

 

 

さて、先週土曜日、恵みのうちに、結婚式は無事終了

リハーサルもなく、準備期間も実質一週間とのことで、予想通り、「水曜どうでしょう」ばりにハプニング続きでしたが、「どうでしょう」と違うのは、誰一人そのことを疑問に思うことなく、最初から最後まで、滞りなく進んでいったところでしょう

式は、厳かさからはかけ離れつつも、にこやかに、アットホームな雰囲気のうちに幕を閉じたのでございました

ミーティングにミーティングを重ね、分刻みで予定を組みながら、心のこもった熱いスピーチにより、結局、全てが押しになるという、日本の式を見続けてきた私としては、「これはこれでアリじゃね?」と思った次第でございます

ちなみにモンゴルの祝辞は、皆さん、カンペもなく、ぶっつけ本番ながら、言いたいことを言って、1.2分程でさっと終わり、実に見事でございました

 

・・・いやー、それにしても、待ちました

そもそも、花嫁さんが、私達と同じ車に乗って会場へ向かってるんだもんなー(笑)

なかなか始まらないなーと思って、時計を見たら、プログラムの式終了時刻だったのには笑いました

 

ブーケトスも、まさかのハプニングでした

お色直しに向かうため、バージンロードを歩いていた花嫁さんに向かって、段取りも何も知らないはずの客席のオヤジが、なぜか「ブーケトスは今だ!」と言い出し、それを聞いた花嫁さんがあわててブーケを背後に投げたものの、投げ損なって、ブーケはそのままポロンと真下に落ち、すぐ後ろを歩いていたブライダルメイドが、花嫁が落としたと思って、あわててブーケを拾い上げ、観衆が誰一人として把握しない間に、ブーケトスは終了と相成ったのでした(笑)

他にもいろいろあったけど、書ききれません(笑)

いやー、モンゴルがますます好きになりました

 

さて、写真は披露宴を彩るアーロールです

以前、田舎に滞在したときは、他にできることがない私の日課となり、毎日せっせと作ってました(笑)

お祝いの席では、こんな風に積まれて飾られます

子供達は、皆、このカラフルなアーロールを狙っていました(笑)

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さて、余談ですが、今日は、母から荷物が届きました

手紙とまではいかなくても、メモ書き程度でも、心温かな励ましの言葉なんか入れてくれてるかなーなんて思いつつ、箱を開くと・・・・

なぜか一枚の新聞紙が・・・

そして、そこには・・・

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・・・・なぜ、兵馬俑(笑)

迷いのないポーズとキャッチーなコピーが、一層の笑いを誘います

いやー、人生で始めて、兵馬俑で吹きました

 

お母さん、兵馬俑の特別展、いかがでしたか?

お元気そうでなによりです

海外に荷物を送るのは、色々と大変だったと思いますが、荷物、今日、無事に届きましたよ

モンゴル人は、煎餅が、セーンベン(意味:イイネ!)に聞こえると、大受けでした

ありがとう!

ではまた!