映画『最後のランナー』2016年 感想
皆さま、ご無沙汰しております
お元気ですか?
私は日本ですっかり羽を伸ばしております
今日は、久々に映画の感想を綴ってみようと思います
こちらです
パリ・オリンピックの金メダリスト、エリック・リデルは、アスリートとしての栄光を捨て、自分が生まれ育った中国で、家族と共に宣教師として働いていましたが、やって来た日本軍によってリデルは捕虜収容所に入れられてしまうのでした…というストーリー
日本兵役の皆さんの中国語なまりの日本語はさておき、役者さんたちの演技力が抜群!
まず、子役の子がすごい!本当にこれ、演技なの?と疑いたくなるほど
上手いとかを越えて、すごくリアルなんです
子どもらしい感情を爆発させて、大人の神経を逆なでして八つ当たりをくらうシーンも、納得の上手さ
「子ども=可愛い」ではない、生きている子供がそこにはいました
そして、主役のジョセフ・ファインズ
物語後半、ある人物が重い病にかかるのですが、それからしばらくして、洗濯物の隙間から見え隠れするジョセフの目を見ただけで、ああ、彼は亡くなってしまったんだ、と分かるのです
ただそこに立っているだけなのに、直面させられている現実の重みが、観る者の心に衝撃となって伝わってきました
色んな意味で非常に重い内容を扱った映画です
まだ、私の考えがまとまってませんが、一緒に観た友人と色々話して、最終的に「有事の際には、宣教師の先生には、速やかに家族の元に帰国していただこうね」というところで落ち着いたのでした
ちなみに、ジョセフ・ファインズですが、今回、私はずーっと、「ラララ・ランド」「きみに読む物語」のライアン・ゴズリングだと思って観てました
今、これを書くにあたってサイトを拝見し、ようやく別人だと気づきました
「恋に落ちたシェイクスピア」の人だったんですね
Shakespeare in Love - Tazenda-Andrea Parodi
こうして見ると、エリック・リデルを演じた人とは、全くの別人に見えますね
多少の経年変化はあるにしても、ただただ、すごい…
以前、ライアン・ゴズリングが、ジョーカー(ジャレッド・レト)だと勘違いしながら、「スーサイド・スクワット」を観終えたことのある私(その時は、めっちゃ幅の広い役者さんだなぁと思いながら、観てました)
どうも、私にはこの手のタイプは判別が難しいようです…