流し台のメラニンスポンジの上で、茶葉が命を得た話
台風一過の荒天の下、皆さまにご挨拶申し上げます
今日は思い切って、久々にブログを更新させて頂くことに致しました
皆さま、お元気でいらっしゃいましたでしょうか
長らくの無沙汰、この場を借りて、心よりお詫び申し上げます
さて、かなり長い間、無沙汰しておりましたので、私の近辺もさぞ変化があったことだろうと察しの方、ご安心ください、我が身辺、何も変わりございません σ( ̄^ ̄) エッヘン
あえて申し上げるなら、転勤したこと、朝日のきれいな見晴らしのよい高台に引っ越したこと、家の近くの教会に通い出したこと、くらいでしょうか
といっても、どれも数年前のことになります
仕事にはいまだ慣れず、日々奮闘しております
残業で帰りは連日10時過ぎ、週末もほぼ出勤の日々
先日、帰宅後、夜遅くに流しに立った際のこと
洗い物をしようと、100均で購入したプラスチックケースの中のスポンジを手に取ったところ、その下に入っていたメラニンスポンジの上に、大量の紅茶の茶葉が散らばっているのが目に入りました
紅茶好きの私の家の流し台に、茶葉がこぼれていることは、当然あり得ること
しかし、私には、最近、茶葉をこぼした記憶はありませんでした
「あれ?私、最近、紅茶、撒いたっけ?」
違和感、というヤツです
私は、疲れた頭で、スポンジをじっと凝視しました
すると‥‥なんと、その大量の茶葉は、動いていました
正確には、メラニンスポンジの上で、一本一本が、身をよじるように、うごめいていたのです…!
生きてる…!!
命を与えられとる‥‥!!!
これはあったらあかんやつや‥‥!!!!
私はパニックになりながらも、無数の黒いものたちを生ましめた、母なるメラニンスポンジをビニールで摘まんでそのまま裏返し、幾重にも口を縛って、ゴミ箱に捨てました
我ながら、冷静かつ敏速な行動でした
次に、100均のプラスチックケースを覗き込むと、案の定、母に置き去りにされた無数の迷子たちが大量に取り残されていました
私は一瞬、逡巡しました
このプラスチックを無為に捨てることは、SDGsに反する…!
だが、絶対に絶対に、洗いたくはない…!!
そこで、私は瞬時に、そのプラスチックケースをつまみ、部屋を走って縦断し、窓を開けると、夜のベランダへ放り出したのでした
「やつらとて、バカではあるまい。明日の朝までには、きっとどこかへ行ってくれてるはず…!」
そして、その夜は眠りについたのでした
翌朝、目が覚めると、真っ先に、ベランダのプラスチックケースを見に行きました
黒いものたちは、一見、いなくなってるように見えましたが、ケースをひっくり返してみると、裏側の隅っこの陰で、朝日から逃れようと、数十匹が球体になってうごめいていました
寝起きの動かない頭で、しばらくそれを眺めていましたが、ふと思ついて、風呂場からカビキラーを持ってきて、噴射してみました
すると、求めていた水分が与えられたことが嬉しかったのか、みるみる球体がほどけて、泡の中をのびのびと泳ぎ始めたのでした
予想外のカビキラーの敗北を見届け、私はその場を後にしたのでした
というわけで、今回、私が読んだ本はこちらでございます
「『キッチンクロス』なんてに言ってるけど、要はフキンでしょ」って思って、この本に登場するメーカーをググってみたら、なんと一枚5000円!!!
驚いて、ネットショップで売ってるキッチンクロスを調べたら、なんとなんと、キッチンクロスにしてもよし、お出かけの際にはハンカチにしてもよし、寒い日は首にまいてショールにしてもよし、という、驚きのハイスペックなキッチンクロスがいっぱい出てきたのでした!
煮沸消毒への信頼の高さよ!
なんてことを思いつつ、家事のハウツーについて、あれこれ学ぶことができた一冊でした(*^-^*)
そんなこんなで、今はうちの流し台は、ピカピカでございます
感謝