ナオコの旅

持っているものでやり遂げる 喜んでしようと思ったとおりに

あれこれその②

こんばんは!

昨日の朝、起きると、外は雪が積もっていました

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市内の住宅には、既にセントラルヒーティングが入って暖かいらしいのですが、私の住んでいる建物は住居ではなく施設の扱いになっているそうで、セントラルヒーティングは10月中旬以降になるとのこと

モンゴル人達が「暑い、暑い」と、Tシャツでウロウロしている中、私はカシミヤのセーターに、ダウンベストを羽織り、さらにカシミヤのマフラーを巻き、さらに腹巻にはカイロを貼って過ごしております

今年は幸いなことに、神様からの素敵な贈り物、10キロの天然の贅肉のお陰で、昨年よりも明らかに過ごしやすく感じております

 

さて、前日ご報告した『地獄のヒアリングマラソン1000時間耐久レース』についてです

進捗状況をブログにアップするぞ!と宣言をして以来、心に小さな緊張感が生まれ、一日のヒアリング時間が少し延びました

とは言っても、前半のダラダラがたたり、さほど平均時間も延びず、残念ながら今月の90時間達成は絶望的となりました(罰ゲームは、そのうち、アップしたいと思います、多分、そのうち、いつか・・・)

 

そして・・・、モンゴル語の『食堂大作戦』ですが、これが近頃、もう本ッ当に面倒臭くて、面倒臭くてたまらなくなってきました(笑)

行きさえすれば励ましてくれる人や手伝ってくれる人がいてくれて楽しいのですが、とにかく部屋を出るまでが一苦労

やれ、疲れてるだの、今から行っても大してできないだのと、言い訳をかましてくる内なる自分との、壮絶な戦いが起こっているわけです

どうやら、この辺りで、一つ気合を入れる必要がありそうです

 

ついでに、この頃、読み終えた本も上げときます

八重の桜 一

八重の桜 一

 

大河ドラマのノベライズということで、もう役者の見せ場、見せ場のオンパレード!

史実がどうした!見せ場だ、見せ場だ!わっしょい、わっしょい!

ってな素敵な一冊でございます

 

それにしても、会津藩にしろ、日本人は本当に真面目

そうして読書中の私の脳内に、またまた、ワーッとモンゴル人達が登場する訳です

ではまた!

ご無沙汰しております~モンゴル生活あれやこれや~

ご無沙汰しております。

モンゴルでは秋が深まっております。

先週末から、時計の針が一時間戻されたお陰で、なんだかちょっと得した気分を味わいました。

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さて、週末は、こちらの本を読みました。

チンギス・ハーンの一族〈1〉草原の覇者 (集英社文庫)

チンギス・ハーンの一族〈1〉草原の覇者 (集英社文庫)

 

 何が面白いって、『大陸全体がオレの庭』的なスケールのでかさ。

「ちょっとそこまで」ってな感じで、人々が大陸の端々とモンゴルを往来します。

こんなところで生まれてたら、ゴジラもさぞや小さく見えるんだろうな~、なんてどうでもいいことを考えながら読みました。

 

この本で面白いのは、言葉の壁がきちんと存在していること。

第一言語なのか、多言語を巧みに操ったのか、それとも通訳をはさんだのかが、逐一、描かれています。そこが面白い。

言語の天才も何人か登場します。

モンゴル帝国では文字に全く価値がおかれていなかったそうで、ぞんざいに扱われている各国の秀才たちが、また一興。

 

話は変わって。

先日、結婚式の招待状を頂きました。

新婦のツェッツェギーは、一年前まで「結婚なんてしない。男なんて嫌いだ」なんて言っていたのに、変われば変わるものです。

何着て行こうかなーと思っていたら、ツェルメックが「これを着ればいいよ」と、なんとも清楚で可愛らしいワンピースを譲ってくれました。

試しに着てみると、サイズもぴったり。

ただ、スニーカーとブーツしか持ってこなかったので、靴がありません。

アクセサリーもないし、どうしようかなぁ。

 

 

さてさて、またまた話は変わりますが、最近、はまっているものの話を。

最近、いまさらですが、『水曜どうでしょう』にはまっています。

あと、それから、何を血迷ったか、今月から、アルクの『1000時間ヒアリングマラソン』を始めてしまいました。

どうも、私の頭の中の『外国語』という引き出しには、仕切りがないらしいく、モンゴル語をやっていると、ただでさえ不足している私の英語力が混乱してさらに落ち、もはやシャレにならない状況です。

そんな時に、NAFL日本語教育講座が終わり、調子に乗って、つい申し込んでしまいました。だって、15%オフだったんだもの(←どうでしょう風にお読みください)。

 

もう何が恐ろしいって、こんなに毎日暇なのに、ヒアリング時間が全然貯まらない!

楽勝だと思っていたのに、平均時間を出してびっくり。今のところ、一日平均なんと、1時間14分!

この調子で行くと、1000時間を達成するのに、3年かかります。んなアホな。

そこで、最後の手段。

このブログに、私の進捗状況を公開することで、楽したがる内なる自分の抑止力にしたいと思います。

もちろん、モンゴル語の勉強、食堂大作戦も続けます。

水曜どうでしょう』風に言うなら、『モンゴル漂流 英語地獄の1000時間耐久レース』ってな感じでしょうか。

Jプロデューサーのもと、行く先も教えらないままに、船出して(させられて)いくわけです。

あー、思いっきり薄着でアラスカへ旅立っていった大泉洋に、自分が重なるなぁー。

1年で1000時間終われなければ、罰ゲーム、何にしようかなぁ。

ひとまず、今月の目標90時間いかなかったら、罰ゲームします!

ザハで一番派手なシャツを着て、FBでアップします!

買います、って言わないところが、我ながらセコイが、それでも絶対にやりたくない!

これ以上、自分のバカをさらしたくない!

私のスマホが古すぎてアルクの音声アプリをダウンロードできないため、ヒアリングのためには、とにかくPCの前に座っていなければならないという難点や、この時点で残り時間あと62時間ということで、かなりの無理がありますが、とにかくやってみたいと思います。

目標は、10月13日深夜24時までに、ヒアリング90時間達成です。

ではまた。

無題

今日の未明、突然、廊下が騒がしくなった。

誰かが英語で何か言っている。

耳を澄ましているうちに眠ってしまい、また、誰かの慌しい足音で目が覚めた。

そういうことが何度も繰り返されている内に、うつらうつらと、変な夢を見た。

だが、淡い雰囲気だけを残して、どんな内容の夢だったかは忘れてしまった。

 

しばらく経ってから、隣の部屋からドリルの音が響いてきて、何やら工事が始まったようだった。

水漏れか何かがあったらしかった。

そんなわけで、今日は、夕方近くまで、修理が行われていた。

 

今日は、ここの子どもの一人が誕生日だった。

嬉しくてたまらないらしく、何をするにも、体がはずんでいる。

 

夕方、PCに向かっていたら、部屋のドアがノックされた。

出ると、バースデーガールのその子が立っていた。

手に、スーパーで売っている、お菓子のロールケーキを持っている。

家で切ってきたのだろう、その切れ端を一つ、私に差し出して、

「今日、私の誕生日だから」

と、笑った。

受け取って、

「ありがとう」

と喜んで見せると、とびっきりの笑顔を残して、走っていった。

 

日本と違い、モンゴルでは、誕生日を迎えた本人が、周りの人に感謝を気持ちを表すそうだ。

とても素敵な風習だな、と思う。

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(アルハンガイ 2016夏)

森羅万象-合理性=乙女

今日もいいお天気です。

冷蔵庫のコンセントの接続が悪くて電源が落ちたので、そのままにしていたら、冷凍庫の霜の塊が、気持ちいいくらい見事にはがれてくれました。

だからなんだと言われると、困るのですが。

 

先日、また、友人に、私の乙女度を指摘されました。

彼女は、私がピンクの財布を愛用しているのを見て以来、何かと「ノアコ(仮)さんは、絶対乙女だと思う!」と指摘してきます。

彼女の乙女の定義は、森羅万象-合理性=乙女、ということらしく、つまりは無駄を愛する心こそが、乙女心というわけで、「乙女」と「ファンタジー」と「地に足がついていない」は、彼女の中でほぼ同義のようです。

まぁ、そうくくられると、確かにその引き出しに自分が丸ごとおさまる気がします。

 

f:id:GoodPriceMarket:20160919151202j:plain(UB市内にて)

昔、ヤリツソザイという人がいた

 『耶律楚材』(下)読み終えました。

あまりの面白さに、上巻に引き続き、一気に読み終えました。

耶律楚材〈下〉無絃の曲 (集英社文庫)

耶律楚材〈下〉無絃の曲 (集英社文庫)

 

 

金に滅ぼされた契丹の王族の子孫として生まれた、楚材。

金の宰相であった楚材の父は、モンゴルがいずれ台頭してくると読み、金一国のためでなく、天下国家に有用な人物となるようにという願いを楚材に託す。

父の予見通り、小国の小競り合いは、やがてチンギス・ハーンという稀代の天才を生み出した。

あらゆる学問に秀でた楚材は、天文の専門家として、チンギス・ハーンの元で仕えることとなる。

・・・というのが、簡単なあらすじです。

 

それにしても、「野蛮人」とか「残虐」とか書かれて、ハーン以外のモンゴル人がとにかくひどい。

この本では、モンゴルが世界の最果てみたいに描かれていて、

「あーあ、可哀想に。祖国から引き離れて、こんな遠い、野蛮な国に連れてこられて・・・」

と、涙ぐみながら、ハッとして、

「いや、ちょっとまて。これって、私が今いるココだよ。」

と気付くのでした。

耶律楚材は資料が豊富、と作者があとがきで書いているとおり、とにかく情報量が半端じゃない。一文に、よくこれだけ詰め込められましたね、というくらい、知らない単語が溢れかえっていました。

 

まぁ、女性目線でもう一つ感想を述べるとすれば、楚材には、妻が二人おり、その生涯において、常に愛妻である後妻と行動をともにしたのですが、長年離れて暮らした妻が亡くなったとき、

 

「『蝋燭の火が消えたようだ。ふっと消えた。・・・・・・風もないのに』

 楚材は呟いた。

『でも、あなたにとっては、どこかで灯っていなければならないあかりではなかったでしょうか』

 と貞エンは言った。

『どこかで・・・・・・』

 ことばの途中で、楚材は嗚咽をもらした。」(本文より)

 

なんでしょう・・・。全く、共感できませんでした。

どこかで、蝋燭の火みたいに灯ってるだけで、良しとされる妻、しかもそれを後妻にズバリ指摘されてるなんて、切なすぎると思うのは、私だけ?

死んでも死にきれんわ。

ここで男性だったら、うるっとくるんだろうか?

 

後半、カタカナの名前が乱立してきて、頭の整理が追いつかなくなりました。

最後に「チャガタイ殿下、薨ず。の訃報が入った。」という一文を読んだ時は、チャガタイなどとっくに死んでるつもりで読んでいたので、

「え?まだ生きてたの?」

と、一番びっくりさせられました。

面白かったのは、皇后トゥラキナのあっぱれな悪役ぶり。

彼女が黒ければ黒いほど、いさめる楚材が光っていました。

蝋燭の火みたいに消えていく女性もいれば、シャンデリアみたいにえげつなく輝いた女性もいた時代だったんですね。

 

天下国家のため、孤高に生きた楚材。

彼はやがて、次のような心境に至ります。

「『こんな世の中になった』素材はぽつりと言った。漢人も、契丹女真イスラムもない。あるのは人間らしさに、どれほど近いか、ということであった。」(本文より抜粋)

 

「人間らしさにどれほど近いか。」

結局は、そこだよな。

と、なんだかとても納得したのでした。

パペット、ポンタンの悩み

こんばんは。週末です。

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写真はこないだ買ったアイスです。

ロシアから来たものは、美味しいし、その上、パッケージデザインがとってもかわいいですね!

 

ついでに説明すると、パソコンの奥で、打ち伏せっているのは、レッサーパンダのパペットです。

「何かの役に立つかな」と思って持ってきたのですが、ここの子供達に見せたら、それはそれは大喜び。

名前を聞かれたので、とっさに「ポン太郎のポンタン」と答えました。

歳を聞かれ、

「えっ、じゃあ、3歳」

誕生日を聞かれ、

「ええっと、じゃあ、クリスマスの12月25日・・・」

以来、ここの小さな子は、私がポンタンと一緒に生活していると思っていて、私が日本へ一時帰国する際には、このパペットも私と一緒に行くと思っています。

子ども達が作ってくれたので、ポンタンには、イニシャル入りの服も、カーディガンも、パジャマも、帽子も、ソファーベッドも、洗濯機も、お風呂も、トイレもあります。トイレには、恥ずかしくないように、ちゃんと扉も付いています。

 

ポンタンの悩みは、以前、「タヌキだ」と言われ、とっさに「タヌキじゃないよ!アライグマだよ!」と答えてしまったことです。後で調べたら、レッサーパンダでした。

以来、なかなか本当のことが言い出せず、このあいだ、将来の夢を聞かれたときも、つい、

「立派なアライグマになることです」

と、答えてしまいました。

子供たちに、本当のことを伝えるべきか・・・。

悩んでいます。