ナオコの旅

持っているものでやり遂げる 喜んでしようと思ったとおりに

モンゴルで読む『耶律楚材』

今日も、昼から4時過ぎまで停電。

そのお陰で、私の中で、色々と予定が狂ってしまったけど、それもまたよし。

一日に、これとこれとこれをやる、と決めてみたものの、やっぱり思い通りにはいかない。

 

そのくせ、好きなことだけは、きっちりかっちり終わっていく。

毎日、結構バタバタしているのに、寝転んで本を開くと、気付いたら、あっという間に引き込まれて、一時間も二時間も経っている。

昨日は、こちらの上巻を読み終えた。

モンゴルで読む『耶律楚材』、最高。

こういうとき、自分がなんて贅沢なんだろう、と思わされる。

至福です。

陳舜臣 耶律楚材 上下巻セット

陳舜臣 耶律楚材 上下巻セット

 

生ぬるいままに、ひとまず一ヶ月

この一月、毎日更新を目標に生ぬるくやってきましたが、どうにかこうにか達成することができました。

このような、新しい発見も、新鮮な感性もないブログを、わざわざ時間をさいてお読みくださった方、コメントを下さった方、そして励ましてくださった方、お互い本当に暇ですね!いや、違った、ありがとうございました!

 

今後も気付いたことや書かずにいられないことがあれば、こちらにちょくちょくアップしていきたいと思います。また、時には、FBにアップすることもあるかもしれません。

お立ち寄りいただけましたら、幸いです。

 

ひとまず、一ヶ月更新の目標達成できたことと、皆様の友情に心から感謝を込めて。

ありがとうございました~!

 

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(外国人向け日本語テキスト)

私的シュリーマンメソッド

なかなか上達しないモンゴル語に業を煮やした私は、15ヶ国語を操ったというシュリーマンの勉強法をまねてみることにした。

といっても、あの苛烈な暗記法ではない。

町中に立って、大声で看板文字などを読み、通りすがりの人に訂正してもらったというシュリーマンに倣って、食後の食堂で勉強してみることにしたのである。

そして、通りすがりのモンゴル人に「今、暇?」とか、「ちょっとここ教えて」とか、声をかけて、教えてもらう。

ありがたいことに、皆、めちゃくちゃいい人たちで、私の前の椅子に座り込み、非常に熱心に教えてくれる。

中には、早口すぎて、全然聞き取れない人もいる。

そういうときは、どうしようもないので、ごめんなさい、と思いつつ、聞き流している(おい!)。

 

なぜか、私に教えることに使命感を持ってくれている小さい男の子がいて、毎日、私が座るやいなや、テキストを読み聞かせしに来てくれる。

自分もまだまだ下手くそなのに、私に「ここは、Oが二つ!」とか言ってくる。

とても和む。

 

面白いので、とりあえず一月くらい、続けてみようと思う。

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(見事にデフォルメされた、ナルトのパチモンアイス「友達」。)

あと二日!

 一ヶ月毎日更新を目指して、ヨタヨタ走ってきましたが、残すところ、あと二日となりました。

いやー、難しい難しい。

ネタにして面白おかしくし過ぎるのも不謹慎、といって下手な文章で、真面目に書くのも恥ずかしい。智に働けば角が立つし、情に棹させば流されるし、意地を通せば窮屈だし、兎角にブログは実名では書きにくい。

と、誰かが言ったとか、言ってないとか。

日々、クオリティを維持しておられる方は、本当にすごいです。

 

まぁ、難しいことは考えず、とにかく物事は単純に。

かっこつけずに、ありのままに。

あと二日。

何、書こうかな。

 

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ウランバートル市内にて)

本物のクリスチャン

今さっき、お隣の長男君が、ご両親と一緒に空港へ向けて出発するのを、寮の人たちとお見送りしてきました。

彼はこれから徴兵のため、2年間、軍に入隊するのです。

 

先日、彼のお父さんが、「2年後、彼がここに帰ってくるかどうかは分かりません」と穏やかに話されていました。

韓国では、「本物のクリスチャンかどうかは、除隊後に分かる」という言葉があるそうです。

軍の中で信仰を守り通すというのは、それほど難しいことなのでしょう。

そして、敬虔なクリスチャンであるご両親のもとに育てられた彼が信仰を捨てるということは、おそらく家族を捨てることを意味するのでしょう。

ご両親がどれだけ心を注いで子ども達を教育してこられたかを聞いていただけに、そんな風に話されたお父さんの気持ちを思うと、とても切なくなりました。

 

さて、今日は夕食後、食堂でテキストを広げて勉強してみました。

通りがかった人に相手をしてもらおうという作戦です。

最初、遊んでいた子どもに声をかけ、一緒にテキストを読んでもらっていたのですが、たまたまロシアから来た日本語も分かるKさんが通りがかり、親切にも、時間を割いて、モンゴル語だけでなく、ロシアについても色々と教えてくれました。

私には、ロシアといえば、マトリョーシカスプートニクと、ヒゲモジャの作家が、天才と狂気の狭間で、借金に追われながら、ひたすら小説を書いているイメージしかなかったので、とても新鮮でした。

いつかロシア行ってみたいなー。

 

あと、ブログに書くと、緊張感が生まれて、目標が達成しやすいそうなので、思い切ってこちらに書いておきます。

これから1年間で、英語1000時間やります。できるだけ楽しみつつ、がんばります。

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(アルハンガイにて)

ウランバートルの休日

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もっとちゃんとしたい、と思ったり、のんびり行こうよ、と思ったり、あ~大失敗、と思ったり、親切にされて嬉しくなったり。

ゆるされたありのままを生きた、今日という一日。

ありのままをゆるされて、生きていける恵みに感謝。

カンボジアの空港で、「あなたはモンゴルへ戻れない」と言われたこと

この夏。

アンコールワットを見るため、シェムリアップで一泊。

翌日、空港のカウンターで、手続きを行った際のことです。

帰国便は、事前に予約してあったのですが、私のパスポートのビザを見た担当の人が、

「このビザでは、あなたはモンゴルへ行けません」

と言ってきました。

その時、とっさに私の頭に浮かんだやりとり。

 

①(私1)「別便のチケットを購入しよう」

 (私2)「いや、ダメだ。ビザがダメなら、意味がない」

 (天の声)「ノアコや、世の中、金で解決しない問題だってあるんじゃよ~」

 (私)「今、まさしく!」

 

②(私1)「そうだ、日本大使館へ連絡して、相談しよう」

  (私2)「じゃあ、まず、電話番号を調べないと」

  (私3)「で?それでどうなるんだ?」

  (私1)「どうなるんだ???」

 

③(私1)「もう、このまま日本へ帰るか」

  (私2、私3、私4、その他大勢)「そうだ、それがいい!そうしよう、そうしよう」

  (私1)「あと、数時間後には日本か・・・、なんかちょっと面白くなってきたな・・・」

 

④(私)「いやいや、待て待て。そもそも、なんで私のビザがダメなんだ?」

  (私1)「取るビザを間違えたんじゃないの?」

  (私)「いや、そんなはずはない。ちゃんと頼んだ。間違えるはずない」

  (私2)「頼まれた人だって人間だもの、うっかりミスは誰にだってあるよ」

  (私)「いやいやいや!そんなんで、帰国できなくなるなんてことは、絶対ない」

  (私3)「いやー、でもモンゴルなら、あり得るかもよ?」

  (私4)「そうだよ。現に今、止められてるじゃん」

  (私5)「もう一回、ちゃんと確認してみれば?」

  (私)「そうだ!そうしよう!」

 

一瞬の間に、そんなことを考えつつ、担当の人に説明を求めると、ビザに印刷された「single」という字を指差し、このビザだとモンゴルに一回しか入国できない、と言います。

「一回?」「single!?」「やっぱミス?」「日本行っとく?」と、騒ぎ始める脳内イメージを、

「落ち着け!」

と一喝、アンコールワットで疲労度ピークの頭を振り絞って考えたところ、

ああ、そういうことか!

と、分かりました。

その人は、日本人の私がまさかモンゴル在住であるとは思わず、日本からモンゴル経由でカンボジアへやってきた、つまり、一度出入国を終えたと考えたわけです。

「ああ、大丈夫。このビザで問題ないですよ。私はモンゴル在住ですから」

と伝え、モンゴル在住を証明するカードを見せて、事なきを得ました。

ちなみに、冷静な現実会話の裏での、脳内やり取り。

(私2、3、4)「あーあ、せっかく日本に帰れると思ったのになー」

(私)「はいはい。また今度ね」

 

「英語、がんばろ」と思いながら、無事、帰国の途についたのでありました。

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ミャンマーのマーケットで見かけた男性用ロンジーのパッケージ。ツボ)