ナオコの旅

持っているものでやり遂げる 喜んでしようと思ったとおりに

イギリスでチームワークについて考えてみた

さて、私は今、イギリスはバーミンハムに滞在しております

 

私が学んでいるOMのELCOというプログラムは、英語を学ぶだけではなく、チームワークを育てるという目的もあります

オランダ人のエレン、韓国人のジユン、チリ人のカルロス、スイス人のセフィーとタベア、そして私の計6名が参加しています

皆、二十代の若者たちです

ここでは、授業を担当される先生方や様々なスタッフのほかに、学生一人に対し、チューター1人とメンター1人が付いてくれ、手厚くケアされています

 

さて、このあいだの水曜日、チームワークについての最初の授業がありました

ドロドロになるから、ブーツやジャケットなどを用意するようにと言われ、雨の中、連れていかれたのは、車で10分ほど走ったところにある自然公園でした

 

まず最初のプログラムは、こうでした

先生から、テニスボールをできるだけ早く、全員の両手の平に触れさせるにはどうしたらいいか話し合うように、という指示が出されました

 

まず、右手から左手へと握りなおしながら、全員でボールを回していったところ、タイムは20秒ほどかかりました

そこで次の方法が話し合われました

「もっと手の平をぎゅっと一所に集めてはどうか」

やってみたところ、多少タイムは削減されたものの、大差ありません

英語が苦手なこともあり、私は黙って見ていたのですが、どう考えても最善の策には思えず、ようやくあれこれ考え始めました(←遅い)

で、

「一人がボールを持って、それをぐるっと回せばいいんじゃない?」

と言うと、

「おお!」「やってみよう!」ということになり、タイムを計ってみたら、1秒ちょっとでした

タイムを大幅に短縮できたチームの皆は大喜び

私もつられて笑顔になりました

そんなふうにして、私は、このプログラムが教えようとしているチームについて、理解しはじめたのでした

プログラムはその後も、泥の中でタイヤをひっぱったり、重い板を運んだりと、楽しく続きました

 

チームワークというのが、昔からどうも苦手でした

いつもなぜか自分は輪の外にいるような、そんな気がして仕方ありませんでした

自分が入れる輪はこの世には存在しない、そんな感覚を抱えながら、生きてきたように思います 

そんな私が英語を学びに来たここイギリスで、改めてチームについて考えさせられることになりました

 

そういえば、イギリスに着いて二日目にこんな夢をみました

それは、私が祖父母宅にいる夢でした

私は幼く、祖父も祖母も健在でした

懐かしいその家はよくある昔風の日本家屋で、縁側の窓を開け放つと、心地よい風が家の中を吹き通っていくのでした

私は、何も話さなくても、そこにいてくれる祖父母の存在を身近に感じながら、のんびりと時間を過ごしていました

けれども、目覚めの時が近づき、これが夢だと気づいた私は、あわてて祖母を探し始めます

夢から覚めてしまう前に、どうしても祖母に伝えたいことがあったのです

台所に立っている祖母を見つけ、私は泣きながら祖母に抱きつきました

背丈が祖母の腰までしかない幼い私は、必死になって、何かを伝えました

祖母はそんな私を優しく見守ってくれていました 

 

そして、目覚めました

とても心が満ち足りていました

昨年、工事が入って、祖父母宅が今は更地になっていることを思い出し、たとえ夢でも、あの家をもう一度訪れられたことを感謝しました

 

海外へ行くと、なぜか幼い自分が登場する、印象的な夢を見ます

その場所へ行きたいと見つづけた夢がその地に積まれているのかもしれない、と思ったりします

そして、その場所へたどり着いたとき、夢見ていた幼い頃の自分と再会するのかもしれません・・・

 

再びチームワークに話を戻しますが、家族というのは、人が最初に出会うチームなのかもしれません

そこで傷ついてしまった人は、チームワークを築き上げるのが、人より臆病になってしまうのかもしれません

私が見た夢は、私に忘れていた安らぎを思い出させてくれるものでした

ELCOプログラムで チームワークについていくつか学びましたが、その中で、一番心に残ったのは、こちらでした

 

・自分が、チームの重要な部分であることを理解すること

 

 

今、自分の存在を大切に思ってくれている人がいることを忘れないように、毎日を過ごしたいと思わされています

チームワークが、あなたに幸福な居場所を与えてくれることを祈りつつ・・・

 

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